「しかしどうしてみんな、頂上に到達することばかり注目するんだろうね」と綾部は首をかしげる。 「登山の途中でおいしい湧き水や神秘的な洞窟に感動することもあれば、熊に襲われかけて震えることもあるでしょ? そんな途中の風景を、ただただ楽しんだっていいと思うんです。たとえ5合目で下山しても景色を見た経験はなくならない」
September 09, 2022
August 10, 2022
David Holz, 2022
車は人間より速いですが、だからといって私たちが歩かなくなるわけではありません。飛行機であれ、船であれ、車であれ、膨大な量のものを膨大な距離で移動させるときには、エンジンが必要です。私たちは、この技術を想像のためのエンジンと考えています。つまり、とてもポジティブで人間らしいものなのです。
Cars are faster than humans, but that doesn’t mean we stopped walking. When we’re moving huge amounts of stuff over huge distances, we need engines, whether that’s airplanes or boats or cars. And we see this technology as an engine for the imagination. So it’s a very positive and humanistic thing.
March 16, 2021
所ジョージ 2016
7日に事務所の壁に赤いスプレーで「死刑」などの落書きが発見され、被害届を出していたことが報道された。
「別に大変じゃないですよ。きれいに塗り直しましたから」
「その話つまんないからやめません?」
「TV見てる人は興味はあるんだろうけど、つまんないもん」
「口角を下げる話はやめたほうがいいもん。笑う門には福来たるっていうし」
February 02, 2021
細金卓矢 2020
たとえば、コロッケにもタイムラインがあります。サクッときてその後ホクホクする食感や、ガツンとくるソースと油のうま味からの中和する芋の安心感、包み紙を通してじんわりと伝わる熱さ、衣と包み紙の擦れるガサガサした音、などの複合タイムラインですよね。フォーマットとしては静的な絵画も、最初にここを見て、次にあちらを見るだろう、あるいは近づいたり離れて見たくなる、という、視点の誘導に時間軸があるということが絵画の要件になってくる。
若林恵 2017
メディアをやってて思うのは、当たり前だけど、あらゆる記事ってユニークなものとしてしかないわけ。同じ記事って二度と出ないの。稀に出たとしてもコンテキストが変わったから出るわけだし。だから、ある記事を分析してそれが読まれた要因を因数分解していっても、じゃあ次の記事をつくるのにそれが役に立つかって言ったらそうでもないんだよね。
―ふーん。そういうもんなんすかね。
それに、これ、そもそも考え方自体に矛盾があるんだよ。だってそうじゃん。「何一つ再現されない」っていう前提のなかで動いているものから再現性を取り出そうって、そのこと自体になんの意味もないんだもん。そりゃ探せば何かは出てくるかもしんないよ。でも、それがわかったところで次にやることといえば、「じゃあ、それとは違うことやろうぜ」ってことでしかないから。
―ひねくれてんなあ(笑)。
ちがうんだよ。むしろそれがヒトの本質なんだ、ってさっき挙げた本は言ってるわけ。デザインの起源は「違うもの」とか「無用なもの」をつくるところにあるって。人間を突き動かしてきたのは「機能」の追究なんかじゃないんだよ。道具というものの起源として、よく石を涙のかたちに削りだした「手斧」がよく参照されるけど、あれに関して重要なのは、「それが使われた形跡がない」ってことなんだよ。で、本のなかにマーシャル・マクルーハンの引用があるんだけど、それがめちゃくちゃいいの。
―ほお。
「機能するということは時代遅れであるということである」。よくない?
太田光 2021
――先ほど「受け取る側も想像力が求められている」と。いくつもの厄介ごとを乗り越えるために、どうしたら想像力を高めてもらえますか。
それがわかれば俺、もっと売れてるんですよ(笑)。常にテッパン、爆笑をとれる芸人になっている。だからそれは本当に、俺にとっても課題だし。みんなが共感できるものを発信したいわけですから、我々は。
September 04, 2015
盛田 諒 2015
April 04, 2013
鳥山明 2013
メッセージとか、感動とかは他の漫画家が描いてくれています。
漫画はコネや大金をつぎ込んでも通用しない実力だけの勝負の世界です。
世界を意識するわけでもなく、大金をもうけようとするわけでもなく、ただひたすら楽しんでもらおうと思って睡眠時間も削り、懸命に創りあげている。その作家たちの純粋さがいいのではないでしょうか。
March 08, 2013
Letterpress
●概要
・2人で対戦するiPhoneパズルゲーム。基本は無料。
・iOS端末、Game Centerアカウント必須。
・リリースは去年10月。ここ数日でアプリの評価がぐんぐん増えてる。
・iTunesリンクはこちら→letterpress
・本日(2013/3/7)バージョンアップして1.4に。
* * *
●基本ルール
・アルファベットが描かれた25個のタイルの中からいくつかを選んで、英単語を作る。
・英単語としてアプリに認められると、タイルの色が自分の色に変わる。
・相手と順番に単語を作っていき、すべてのタイルに色がつくまでやる。
・最終的に、どちらの色が多いかで勝敗が決まる。
(両方がパスしてもゲームは終了。)
●詳細ルール「ディフェンス」
・「上下左右を同じ色に囲まれた色つきタイル」は、濃い色に変わり、守られる。
・濃い色のタイルは、相手に選ばれても色が変わらない。
・「上下左右のノーマルタイル」のどれかが相手に取られると、濃い色はノーマルに戻る。
●詳細ルール「投稿できる単語」
・一度投稿した単語は投稿できない。
・「一度投稿した単語を短くしただけの単語」も投稿できない。「ARTIST」が投稿されていたら、「ART」はダメ。
・「一度投稿した単語が含まれる単語」はOK。「ARTIST」が投稿されてても、「ARTISTS」はOK。
・固有名詞は投稿できない(はず)。※辞書の精度はバージョンアップで更新される模様。
* * *
●対戦相手
・iOSのGame Center(GS)に登録されている自分の「友達」、あるいはGame Centerによりランダムに選ばれる「世界中の誰か」が対戦相手。
・ちなみに、GSに友達を登録するためには、友達のGSアカウント名を知っている必要がある。(Twitterや連絡帳からは検索できない(はず)。なので本人に直接聞くしかない様子。ここが非常に残念。)
●「誰か」と対戦する場合
・「ランダムに選ばれる誰か」の場合、たいてい外国人なので、英語力に差がありすぎて、逆におもしろい。知らない単語をバンバン入れてくる。
・この場合、負けても傷つかないし、勝てると嬉しい。
・時差の関係か、一日の中で限られた時間帯しかゲームが進まない。それもなんだかよい。
●ちょっとした問題
・GS上の友達を対戦相手に選ぶ際、相手がGCの設定で「ゲームへの招待」をオフにしていると、ゲームがスタートできない。(これはGS側の仕様なので仕方がないが、非常に残念。)
※GSの設定変更は、GSアプリを開き、「自分」タブ→「アカウント:(メールアドレス)」タップ→「アカウントを表示」から可能。
●リマッチ(iOS6版のみ)
・プレイ終了後、リマッチ(同じ相手と再度対戦)することができる。
(iOS5版の場合、ランダムに選ばれた対戦相手とは、基本的に再度戦うことができない。
※GS上でアカウント名を入力して友達申請し、相手が受け入れてくれれば対戦できないことはない。)
* * *
●遊び方の2大方針
A:とにかく相手を倒すために頑張る。相手の色のタイルを積極的に使い、なるべく長い単語を作る。自分の色を寄せて、タイルをディフェンスする。相手の色のタイルのみで、メジャーかつ長い単語を作れた時の優越感を味わう。
B:相手と協力して、とにかくたくさんの単語を投稿できるように頑張る。出現頻度の少なそうな文字(Q、Zなど)を1つだけ残した状態で、勝敗をあえてつけずに続ける。→例
●技(※多用すると相手に嫌われる)
・相手の入れた単語の一文字か二文字を変えて返す。
・「過去に投稿された単語一覧」から、変化させられそうな単語を選ぶ。
●操作TIPS
・ゲーム中「CLEAR」ボタン長押しで状態保存できる
・ゲーム中、単語をつくった状態でシェイクするとタイルがシャッフルされる
●無料版とアップグレード(UG)版の違い
・無料版は同時にできるゲームが2個まで(UG版は無制限)
・UG版ではテーマ(タイルの色)を選べる。
・UG版では、プレイ中のゲームの「それまでに投稿された単語一覧」を確認できる。
※知らない外人とゲームしだすと、彼らとのゲームの進み具合が遅いので、同時に3ゲーム以上やりたくなって、ついUGしてしまう(という仕掛け)。ただし同時に4~5ゲームやると飽きる傾向も。
●開発者・UI
・Tweetieの作者が作っている。Twitterに買われたあと、再度独立してこのアプリを制作。
参考記事:
「公式クライアント作者のLoren Brichter、Twitterを退社して次のステップへ」
'Tweetie' Developer Loren Brichter's Next Project is an iOS Game・ローディングアイコン、メッセージの出方などかなり独特。
・ローディングアイコンは、アイコンの回転方向が5回に1回逆になる。
・ダイアログボックスは下にフリックすると消せる。消えるとき、角度がランダムに変わって落ちていく。(Tweetbotも斜めに落ちていくが、角度は一定。)
・音もTweetieやTweetbotに近い。
●多言語
・公式曰く、
The hard part is finding really comprehensive word lists for all these other languages.
・なぜかGooglePlayにドイツ語と英語に対応した有料のがある。コピーアプリか。
(別の作者。トンマナも違う。有料なので内容は未確認。)
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●アプリサイト