July 14, 2010

古い物語

アレフ、あ、いや、アルフの再放送をエネーチケーがやっている。
病院の個室のテレビは無料なので、ずっとつけていてもいい。冷蔵庫も無料だ。何故かって?保険のきかない個室料がべらぼうに高いからだよ!そんだけ払ってんだ!エアコンだってつけっ放しにさせていただきます!

だからといってテレビをずっとつけているわけでもない。面白いのがあればつけておく。ニュースとか、選挙とか、テレビ小説などだ。民放の、普段あまりみないプライムタイムの番組は、うーん、あまりみていても何も感じない。だからなんだというのだ、と思ってしまう。

いわゆるザッピングをしていたら、アルフが映っていた。眼鏡のおじさん(声は小松政夫)もだ。てっきり、衛星放送かなにかの再放送かと思い、これはラッキーとみてみた。相変わらずよかった。笑あり涙あり。15分くらいしかみていないが、とてもよかった。

よくよく調べてみると、どうやら地上波で再放送をしているらしい。しかもDVDボックス(エネーチケー日本語吹き替え付き)も発売になっていると。さらに、これまで吹き替えがされなかった幻の話が、14年ぶりに所ジョージと小松政夫により吹き替えられ、放送されたのだという。去年の年末だという。半年遅かったか…。

もしかしたら、この文章は、妙な位置で改行が入ってしまっているかもしれない。iPhoneから送ると、こうなってしまうのだ。(なっていないのなら、そのバグは改善されたのだと思う)ある一定のルールに基づいて、一定文字数毎に改行コードを入れるという決まりになっているのだという。本来ならすぐ修正をしたいところなのだが、いかんせん今はパソコンに触ることができない場所だ生活しているので、出来ない。

いま、エネーチケーのアルフは80話台。あと20話程度で終了とのこと。DVDボックスは、25話ごとのパッケージで計4商品出ているので、なんともタイミングが悪い。

そして、こういうお金の話を考え出すと、今入っているべらぼうに高い個室の値段が頭に浮かんで来て、絶望する。一日で全部ボックス買えるやん…。何日入っていればいいのん…。例えそれ用の財布は別だとしても、だ。出費に代わりはない。


もっと高い保険に入っておけばよかったとか、個室を断固拒否すればよかったとか、そういう話ではなく、アレフの再放送をやっている、という話だ。とてもいい作品で、生まれてくる子供には必ず見せようと思う。なのでいずれ、DVDボックスは全て購入することになるだろう。

調べたところ、アレフの撮影は大変なものだったらしい。ぬいぐるみのために作られたセットが大掛かりかつ使いづらいもので、撮影時間は一話につき何十時間にも及んだという。その話を読んで、なおさらもう一度見ないと、という気になった。

なぜアレフが好きなのかはわからない。というか、そもそも、自分はアレフが好きだったということを、再放送をみるまで忘れていた。いや、再放送をみて、アレフが好きだということに気づいたか、あるいははじめてアレフが好きになったということかもしれない。とにかく今はアレフが好きだ。

アレフが、というよりも、アレフとおじさんの掛け合いの内容と、それを吹き替えている声優の演技が好きなんだと思う。たぶん字幕版だったらこんなに好きではないと思う。

ちなみに、フルハウスで吹き替えをしているダン?だか誰だか(たぶん父親)の声優は、バンキシャでナレーションをしているのではないか。あとかっこいいほうのお兄さんはマーティーの声を出していなかったか。あとひょうきんなほうのお兄さんは、カトゥーンアニメのアヒルぽい何かの声を…。それから、マーティーのほうは一時期トンガリの声優も声を出していたし、ドクは三宅裕司が声を出していたこともあった。まあ、三宅裕司と小松政夫では雲泥の差だがね。とにかくアレフの吹き替えは素晴らしい。間の取り方、声のテンション。ふざけていながら感動させる話の流れ。アメリカっぽい家族の雰囲気・リアクション。アレフの、大食漢で機械いじりが天才的な宇宙人という設定。挙げればキリがないがまあこんなところだろうと思う。

おや?どこからかアルフのことをアレフと書いていないか?まずいな…。アルフです。全て置換して読んでください。iPhoneでは効率的な置換ができません。アルフ、です。訂正します。


アレフのような、しっかりとした脚本・演出・キャストの物語は、昔はたくさんあった。今のプライムタイムのテレビに、そんな高度な番組は存在しない。適当に、作家という名を名乗ったただのバラエティー好きが、深夜に会議っぽいものをして練りあげた風の台本のような何か、に沿って、タレント的な人物がしゃべる。まあそれはバラエティーの手法として昔からあったんだと思うしそれはそれで大いに結構なんですが、そればっかりになってると思う訳です。


ごはんがやって来たので食べる。病院の生活は規則正しい。

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