October 11, 2007

カメラ

ファインダーを覗いて、夜、蛍光灯や常夜灯をみると、蛍光灯の像の真下に、うっすらと蛍光灯が映り込んで二重に見えていたので、これはファインダーかスクリーンかミラーの汚れか故障かと思い、ニコンへ行った。
他のマニュアルのカメラではそんなことないのだ。それに、どのレンズで見てもそうだから、きっと本体の問題だろう。

結局故障ではなくて、最近の一眼レフの特性なのだそうだ。F80も、D50?も、とにかくみんなそうなのだそうだ。実際触ってみたがそうだった。マニュアルカメラは、スクリーンの構造?が違う(層が一層?)ので、二重にみえない。
ついでに、内蔵ストロボが僅かに浮いてしまっているのの見積もりをとったが、最高一万と言われたのでやめた。
この間出したレンズの曇り取りは、見積もりは2万だったが、結局1万だった。生産終了品につき、替えのレンズ玉がないので、清掃工賃のみ。カビは完全にはとれなかった。

帰って来て、ストロボの上蓋を空けてみた。ヒンジ部分のプラスチックの止め具が奥に引っ込んでいたので、元に戻したら、ストロボの浮きも直った。簡単なことだった。
ただ、いろいろなところにひびが入っている。F80Sを考えていたが、どうもシャッターボタンが押しにくそうなので、U2にしようかな。高い/マニュアルのカメラは重くて困る。まだデジタルを買う気にならない。

今まで、撮ったフィルムのケースを捨てていないでとってあるので、今度数えてみよう。あとどのくらいでシャッターが寿命だろうか。

道具にお金をかけることと、練習をすることは、どっちが先だろうか。
愛着のある道具を使い続けることと、新しいいい道具を常に使うことは、どっちが得だろうか。

広い背景に小さな被写体をひとつ入れる(例えば草原の象一匹)とき、象を真ん中に持ってくると、主役は象だが、象を真ん中から少し外すと、主役は草原の広さと象の小ささ、という意味自体になる。写したいのは被写体ではなくて、その雰囲気というときには、有効になる。

大学の写真の先生は言っていた。単焦点で撮りなさい。ズームレンズは、被写体との距離を決めるために自分が移動するということをしなくなる。自分で歩いて、画角?を決めなければだめだ。
で、僕は単焦点の次に広角ズームをかった。(広角単焦点は高いので仕方なくズーム)広角はいくら後ずさりしても標準レンズでは無理なものがとれる。狭い部屋とか。その次にマクロの単焦点をかった。これも、僕の持ってた標準レンズでは近づいても近づききれないものが撮れる。望遠というのは、余り興味がない。自分の目で見えないものを撮っても、楽しくない。

自分の目は、だいたい70�くらいのレンズに相当する。50�のレンズは、自分の目よりやや広角なのだ。ただ、その分フィルムの面積が視野より相対的に狭いので、ちょうど見たままが写る、ということになっているのかもしれない。

でも、その見たまま、は意識的に見ているまま、であって、見えているままではない。ということが広角を使ってみてわかった。広角で見ると、周辺視野が全部はいる。周辺視野を中心視野?につめこめるので、遠近感の感覚が麻痺して面白い。広角レンズを覗きながら車に乗ると、体感速度が倍増する。

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