October 31, 2007

三昧

最近昔よく聞いていた槇原敬之のアルバムから100曲ほどシャッフルに入れて聞いているが、

よくまあこんだけ似たコード進行の癖に全部曲が違うように書けるな…、と関心しています。さすがです先生。

アレンジというのは、単曲だけで聞くんだったら大して重要じゃないかもしれないが、こうして大量の曲を作っていく上では、大切だと感じています。その点、ギターとドラムとベースだけのバンドは、やっぱりアレンジが似通って、どの曲も同じに聞こえる。バンプオブチキンなんて、全部同じに聞こえるもの僕は。

槇原敬之の場合、ドラムもベースもその他ほぼ全部打ち込みだし、楽器音以外も多様しまくってるので、ねたは尽きないのだろうなあ。にしても全部曲装がしっかりしてるから、聞いていて戸惑わない。この曲はこういうコンセプト、というのがみんなしっかりしている。しかもアルバムごとのカラーもちゃんとあるし。本当関心します。

で、打ち込みではあるのだけど、ピアノとギターだけはほぼ生なので、打ち込みぽくないのですよ。しかもギターといってもただの伴奏ではなくて、ちゃんと小倉氏が真面目に弾いて、たまにソロもとるので。


ただ、最近の(出所後の)は、どうもその、センスが一部変わったといいますか、いい曲ももちろんあるにはあるのだけど、なんだか方向性がはっきりしない曲がたまにあったり、ずいぶん粗い方向の曲があったりと、いまいち手放しでは聞けないんです。いい曲ももちろん大多数なんですがね。なんだか各アルバムのカラーがいまいち自分のなかではっきり塗り分けられない。これはミスチルも同じことが言えるのだけど…。で、自分がしっかり聞かなくなったからかと言うと、そうでもない。他の日本人ポップスはちゃんとアルバムごとに認識できるので。

ぱっと曲だけ聞いて、どのアルバム!って分かったり、アルバム見て、曲が浮かんできたりしないのよね…。

なのでシャッフルに入れてるのはいまのところ逮捕前のまで。そのうち残りもいれてみます。

しかしながら、やはり歌詞に関しては…。まあ、これで退廃的な歌詞ばかりだったらここまでのし上がってないしな…。別にいいんだけどさ。うん。

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